札幌は北海道の色々な地域から人が集まっており、東京と似ていますが、街の雰囲気という点では東京とはかなり違います。

東京では時間が速く流れていく感じがしますが、札幌はゆったりと時間が流れていくような印象を受ける街です。

札幌の人は、依頼心が強く物静かでおとなしいと言われますが、好奇心旺盛で新しい物好きな人も多いようです。結婚式が会費制であったり、風習も他の地域とは違っている場合があります。

函館は港町で、訛り（なまり）のある人が多く保守的な気風が見られます。とはいえ、一度仲良くなると深く付き合える人が多いという特徴があるようです。

北海道でも道南は独自のお葬式で、火葬→通夜→告別式の順で行われます。昔、函館沖で海難事故があり、大量の遺体を処理するために火葬されたことが始まりと言われています。また、お葬式にお香典を持っていくと領収書が出ます。

道南の小中学校では、冬の体育の授業にスキーやスケートなどがあります。スキー場に行き、スキーやソリを楽しみます。

道南の人が多く使う方言で「もちょこい」という言葉があります。これは「くすぐったい」という意味だそうです。その他にも道南ならではの方言がたくさん見られます。

十勝の海岸部と内陸部で人柄が多少違います。内陸部の人は粘り強い人が多く、海岸部の人は打ち解けると色々面倒を見てくれる親分肌の人が多いと言われます。

十勝の子供達は冬になると学校の授業でスケートを習います。多くの子供がスピードスケートを行い、小さい頃から練習していることから、オリンピック選手を輩出するほど盛んです。

十勝の開拓は帯広市内の開拓に入った初めての団体『晩成社』をはじめ、富山・岐阜など本州からの民間の開拓移民により進められたので、習慣・風習もその影響を色濃く受けているようです。