北海道の街、自然、暮らしなど、
街に関わる注目情報をご紹介。
札幌は、本州で言うなら一番の大都市・東京と似た都市性格を有しています。規模そのものでは東京と比べるべくもありませんが、道内においては、比較的大きい他の都市と比べても、はるかに規模が大きいと言えるでしょう。その点では、東京のような大都市で暮らしてきた方なら、札幌は暮らしやすい住環境かもしれません。
札幌市内では、地下鉄・市電・バスなど各交通機関の本数も多く、交通の点でも極めて便利な都市環境を有しています。首都圏に比べると交通機関の運賃が若干高めであること、札幌市内では車がないと行きづらい場所も多いことなどから、交通の便という点では "車社会" という特性が強いと言えます。
医療に関しては充実しており、大きな病院も数多いので、病気などいざという場合にも心配の少ない医療環境が整っています。また、福祉の面も充実しており、様々な福祉サービスが受けられるのも特色です。
札幌には、全国的にも有名な時計台や、オリンピックで使われた大倉山ジャンプ台、札幌の夜景が一望出来る藻岩山展望台など、数々の観光名所があります。加えて、季節ごとに様々なイベントが開催されることでも知られています。
札幌雪祭りから始まり、よさこいソーラン祭りなど、一年を通じて催されるお祭りやイベントも多く、街の暮らしを楽しめる要素にも事欠きません。
札幌の中心部から車で約1時間走ると、定山渓温泉があります。この温泉街は、大都市とは無縁にも思えるほど静けさの中にあり、時には少し贅沢に宿泊して楽しむのもありでしょう。とはいえ日帰りで温泉気分を楽しむこともできますので、暮らしの中の憩いの場所としても人気があります。
札幌市の気候は四季が感じられる点が特色です。
春は雪解けで春の息吹が感じられ、4月中旬からはしだいに雪も無くなり、大地からは草木の新しい芽が出て来て、夏に向けての準備が始まります。この頃には気候もしだいに暖かくなっていきます。
春を迎え雪解けの時期には、札幌の街に雪に埋もれたゴミが突然現れるという光景を目にすることがあります。その光景に触れることで、春の訪れを感じると受け止める人さえいるほどです。
札幌では、「よさこい祭り」が始まる頃になると、夏の訪れが感じられるようになります。
夏は気温が高くなりますが、札幌は湿度が少ない分、涼しく感じられる日も多いと言われます。ちなみに北海道には、本州のような梅雨はありません。ただし、7月の下旬頃には "蝦夷梅雨" と呼ばれる2週間ほどの梅雨に似た天候の時期があります。とはいえ本州に住んでいた方なら、本州の梅雨ほど蒸し暑さを感じないですむ程度の陽気です。
ちなみに夏は季節としては短く、北海道神宮のお祭りが始まり、8月中旬(盆踊りが行われる頃)には、もう秋風が吹いて来て実りの秋が訪れます。
秋になると、札幌市では中島公園を散策しながら紅葉を楽しむ人たちを多く見かけるようになります。また少し足をのばして定山渓で温泉に浸かりながら色づく紅葉を楽しむのも一興でしょう。この頃には、札幌中心部を流れる豊平川に鮭が海から産卵のために戻って来ます。そして札幌市内にある藻岩山の紅葉が見どころになる頃には、一年でもっとも長い冬に向かい始めます。
11月中旬からは冬支度が始まり、寒さが厳しくなって来て雪がちらほら降ってくる頃合いとなります。車を所有している場合は、雪の日の天候に備えるため、タイヤ交換も必要になります。
札幌の冬は積雪が多く、一晩で40㎝位も積もる日も少なくありません。季節が冬から春に移行する時期にあっても、雪が降る日は珍しくありません。
ちなみに札幌市内にはスキー場があるため、本格的に雪が積もって来たら、スキーやスノーボードを楽しむこともできます。2月には全国的に有名な札幌雪祭りが始まります。毎年、雪像が大通り公園と「つどーむ会場」(コミュニティドーム=愛称:つどーむ)〔*末尾コラム参照〕に作られます
なお冬は、札幌駅から大通り公園に通ずる沿道がイルミネーションで飾られるなど、街のようすを楽しめる光景も多くなります。
親子で楽しめる、すべり台やスノーラフトなどが人気の「つどーむ会場」。屋内スペースには、グルメブースや休憩所のほか、子供が遊べるアトラクションも用意されています。雪と触れ合いながら遊べる北海道ならではの体験を楽しめます。
札幌市の現在の人口は190万人にも達します。それでも普段の生活では、緑が豊かで喧騒感も少なく過ごしやすい街だと感じられます。
ちなみに、札幌という街は碁盤の目のように道路区画が分かれています。公園を境にビジネス街と、デパートや飲食店などが中心となる商業地区に分かれているのが特徴です。札幌の中心街には時計台、テレビ塔、北海道最大の歓楽街・薄野(すすきの)があることで知られます。
冬になると雪の降る日が多くなりますが、大通り公園の地下から薄野(すすきの)までは地下街があり、雪に降られずに買い物ができます。大通り公園とすすきのの中間には狸小路商店街があり、買い物施設以外に飲食店なども多く、札幌に住む人たちがよく出かける場所になっています。
函館は、北海道で最も南にある街です。江戸時代後期から開拓が始まり、それ以降に栄えて来ました。幕末時代には歴史的に有名な戊辰(ぼしん)戦争が始まり、五稜郭を占拠した旧幕府軍と新政府軍との戦いが行われたことはよく知られています。 (*下記「函館の歴史ミニ知識」参照)
また、外国との貿易港としても利用されていた函館には、西洋風の建物も多く残っており、エキゾチックな情緒を感じさせる街並みも楽しめるなど、街としての歴史を色濃く感じることができます。
戊辰戦争は、王政復古を経て新政府を樹立した薩摩藩・長州藩・土佐藩等を中核とする新政府軍と、旧江戸幕府軍・奥羽越列藩同盟・蝦夷共和国が戦った日本近代史上最大の内戦。名称の由来は、慶応4年・明治元年の干支が戊辰であることからきている。
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戦争の始まりは、1868年1月3日に京都の鳥羽・伏見で発生した「鳥羽・伏見の戦い」です。明治新政府が徳川慶喜(旧幕府側)の官職や領地を取り上げたことに対して旧幕府側が反発し、幕府軍は横暴な振る舞いを阻止するために兵を進めました。この戦いは三日間続き、新政府軍が掲げた偽りの錦の御旗に幕府軍兵士は戦意を失い、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍の圧倒的な勝利で終わりました。
その後も、上野戦争、北越(北陸)戦争・東北戦争、北海道の五稜郭(ごりょうかく)の戦いなど、さまざまな戦いが繰り広げられ、最終的に新政府軍が勝利しました。旧幕府軍は会津藩が最後まで抵抗しましたが、1869年9月22日に降伏し、265年間にもおよぶ徳川幕府に終止符を打つこととなりました。
この戦争では、悲劇で知られる白虎隊や新選組など、多くの英雄が活躍し、その命を落としたことも記録されています。また、戦争が終わると新政府は蝦夷地の警護と開拓を行うために「開拓使」を設置し、名称を「北海道」と改めました。
函館市は観光地としても大変有名で、なかでも函館山から見る夜景は "世界三大夜景" とも言われるほどきれいで、国の内外から観光客が訪れています。
函館から車で1時間ほど北の方に行くと、大沼国定公園があります。駒ケ岳の噴火によってできた大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼からなる公園で、緑豊かな自然が残っているエリアです。湖畔を散策したり、カヌーに乗って湖上から駒ケ岳の見事な勇姿を楽しむなど、一度は行って見る価値のある景観が見事です。
そのほか、湯の川温泉で日帰り温泉を楽しめるのも魅力のひとつです。
函館市が位置する道南の気候は、北海道としては年間を通して温暖です。季節ごとに自然環境を楽しめる要素も多く、春に咲く五稜郭の桜の綺麗さは有名です。夏は首都圏と気温は変わらず、海から吹く風で涼しく感じるため過ごし易いのが特色です。
秋になれば函館山や大沼公園の紅葉も綺麗ですから、色々と自然探索をするにはうってつけでしょう。冬は北海道の中でも雪が少ない方であり、雪搔きはそれほどしなくても良いため、本州の人が移住して来ても過ごし易い気候が特色です。
函館市内では、札幌と同じように路面電車が走っており(4路線が走行)、バス路線も充実しています。とはいえ、広大な北海道という土地柄もあり、そこで暮らすとなると、車のあるなしで生活の便が大きく左右される点は、札幌と同様です。ただし暮らしの中で様々な新しい発見をできる要素も多く、日々の暮らしが楽しくなるという街の特性も見逃せません。
なお、医療面についていえば、首都圏や札幌市と比べると医療機関の数は若干少なめですが、医療面で不自由さを感じるほどではありません。また、福祉面にも力を入れているため、日々の健康・医療・福祉のニーズに困ることはないでしょう。
函館の産業面では、近海の豊富な水産資源を生かした食品加工が盛んであり、全国的にも "イカの街" としても有名で、海産物を始めとした食の楽しみを味わうことができるのも特色です。
本当に移住を考えている方にとって函館の街は、現地で一度は体験生活をしていただき、実際に住めるかどうかをご自身で確認してみると住み心地の良さも体感できるでしょう。
十勝平野の中心に位置する帯広市は、平野部が広がる場所にあり、街全体に雄大な北海道らしさを色濃く感じ取れる自然環境を有しています。
その帯広は、十勝エリアで最も大きな都市であり、"十勝の顔"とも言われます。北海道の中でも経済的に安定した都市であり、医療福祉の面も充実しています。そうした都市事情も反映してか、帯広市民の中にはこの地に移住して来て暮らす方も多く見られます。
この背景として、近年になり農業で生計を立てたいと希望する方が増えてきたという要因が挙げられており、それが移住ケースの多さにも関係しているのではないかと見られています。
ちなみに帯広市の位置する十勝平野は、"日本の食糧庫" とも言われています。それを反映して、小麦・小豆・人参・とうもろこし・ながいも・サトウ大根など色々な野菜が栽培されています。また、食用に供される牛などの家畜も広い大地の中で飼育されており、様々な種類のブランド牛が育てられています。
さらには牧草地で乳牛も飼育されており、牛乳や乳製品も数多く作られているため、酪農をはじめ農業で生計を立てたいとする移住者も増えてきていると指摘されています。
なお、自然環境の特性として、特色のある温泉があることでもよく知られています。温泉の好きな方であれば、世界に2つしかないと言われる植物性温泉の十勝川温泉は良くご存じでしょう。また、然別(しかりべつ)湖畔温泉やトムラウシ温泉など、十勝エリアには数々の温泉が存在しており、観光地としても注目されています。
なお、帯広の池田町の「ワイン城」はとても有名で、ワインを飲みながら十勝牛のステーキを食べた後に、ワイン城の中にある「ドリカム記念館」を見学することもできるというユニークな場所でもあります。
中札内村には花畑牧場や、美術館と六花の森があります。愛国~幸福駅は現在廃線になっていますが、縁起が良いと言われており、今でも観光地として赴く人が後を絶ちません。>
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帯広には、世界にこの街にしかない「ばんえい競馬」があり、石を乗せたソリを馬が引っ張る競馬があるなど、観光する場所にも事欠きません。
帯広の位置する十勝平野の気候は、季節ごとの変化を楽しめます。春には季節風が日高山脈を越えて強風となり、気温も比較的高めです。
夏になると、海岸部はガス(海霧)が立ち込め、日中でも気温は低めです。逆に内陸部は、比較的気温が高いですが、カラッとした天気の良い日が多くなります。
冬は、北海道らしくマイナス30度にもなるほど寒さが募りますが、山沿いの地域以外では雪は少なく、平野部にある帯広の街では晴天の日が続きます。
本当に移住を考えている方には、帯広の街の良さを知るうえで一度は実際に体験生活をしていただくことをおススメします。気候の変化も含め、一年を通して暮らしやすい環境かどうかをじかに肌で感じ取って戴くことで、移住しやすいかどうかを現実的に検討できるからです。