北海道の街、自然、暮らしなど、
街に関わる注目情報をご紹介。
札幌は、日本最北の政令指定都市です。北海道の政治・経済の中心的都市であり、全国の市の中で4番目の人口を有しています。
札幌周辺には、江別市・北広島市・石狩市などのベッドタウンがあり、札幌都市圏を形成しています。
札幌市の中心部には地下街が発達し、札幌駅前から大通周辺のショッピングエリアには、近郊の都市からも人が集まります。
東西南北に地下鉄が通っているため、市電やバスを使えば市内の移動はとても楽にできるほど、交通機関が充実しています。
札幌市内は大きな医療機関が充実していますので、安心して暮らせます。大都市とあまり変わらず、暮らしやすい街と言えるでしょう。
札幌は、本州で言うなら一番の大都市・東京と似た都市性格を有しています。規模そのものでは東京と比べるべくもありませんが、道内においては、比較的大きい他の都市と比べても、はるかに規模が大きいと言えるでしょう。その点では、東京のような大都市で暮らしてきた方なら、札幌は暮らしやすい住環境かもしれません。
札幌市内では、地下鉄・市電・バスなど各交通機関の本数も多く、交通の点でも極めて便利な都市環境を有しています。首都圏に比べると交通機関の運賃が若干高めであること、札幌市内では車がないと行きづらい場所も多いことなどから、交通の便という点では "車社会" という特性が強いと言えます。
医療に関しては充実しており、大きな病院も数多いので、病気などいざという場合にも心配の少ない医療環境が整っています。また、福祉の面も充実しており、様々な福祉サービスが受けられるのも特色です。
札幌には、全国的にも有名な時計台や、オリンピックで使われた大倉山ジャンプ台、札幌の夜景が一望出来る藻岩山展望台など、数々の観光名所があります。加えて、季節ごとに様々なイベントが開催されることでも知られています。
札幌雪祭りから始まり、よさこいソーラン祭りなど、一年を通じて催されるお祭りやイベントも多く、街の暮らしを楽しめる要素にも事欠きません。
札幌の中心部から車で約1時間走ると、定山渓温泉があります。この温泉街は、大都市とは無縁にも思えるほど静けさの中にあり、時には少し贅沢に宿泊して楽しむのもありでしょう。とはいえ日帰りで温泉気分を楽しむこともできますので、暮らしの中の憩いの場所としても人気があります。
札幌の気候は四季が感じられる点が特色です。
春は雪解けで春の息吹が感じられ、4月中旬からはしだいに雪も無くなり、大地からは草木の新しい芽が出て来て、夏に向けての準備が始まります。この頃には気候もしだいに暖かくなっていきます。
春を迎え雪解けの時期には、札幌の街に雪に埋もれたゴミが突然現れるという光景を目にすることがあります。その光景に触れることで、春の訪れを感じると受け止める人さえいるほどです。
札幌では、「よさこい祭り」が始まる頃になると、夏の訪れが感じられるようになります。
夏は気温が高くなりますが、札幌は湿度が少ない分、涼しく感じられる日も多いと言われます。ちなみに北海道には、本州のような梅雨はありません。ただし、7月の下旬頃には "蝦夷梅雨" と呼ばれる2週間ほどの梅雨に似た天候の時期があります。とはいえ本州に住んでいた方なら、本州の梅雨ほど蒸し暑さを感じないですむ程度の陽気です。
ちなみに夏は季節としては短く、北海道神宮のお祭りが始まり、8月中旬(盆踊りが行われる頃)には、もう秋風が吹いて来て実りの秋が訪れます。
秋になると、札幌市では中島公園を散策しながら紅葉を楽しむ人たちを多く見かけるようになります。また少し足をのばして定山渓で温泉に浸かりながら色づく紅葉を楽しむのも一興でしょう。この頃には、札幌中心部を流れる豊平川に鮭が海から産卵のために戻って来ます。そして札幌市内にある藻岩山の紅葉が見どころになる頃には、一年でもっとも長い冬に向かい始めます。
11月中旬からは冬支度が始まり、寒さが厳しくなって来て雪がちらほら降ってくる頃合いとなります。車を所有している場合は、雪の日の天候に備えるため、タイヤ交換も必要になります。
札幌の冬は積雪が多く、一晩で40㎝位も積もる日も少なくありません。季節が冬から春に移行する時期にあっても、雪が降る日は珍しくありません。
ちなみに札幌市内にはスキー場があるため、本格的に雪が積もって来たら、スキーやスノーボードを楽しむこともできます。2月には全国的に有名な札幌雪祭りが始まります。毎年、雪像が大通り公園と「つどーむ会場」(コミュニティドーム=愛称:つどーむ)に作られます。「つどーむ」では、親子で楽しめるすべり台やスノーラフトなどが人気で、屋内スペースには、グルメブースや休憩所のほか、子供が遊べるアトラクションも用意されています。
«参考»「つどーむ会場」〔コミュニティドーム(愛称:つどーむ)〕
"ようこそ!つどーむ会場へ!"
親子で楽しめる、すべり台やスノーラフトなどが人気の「つどーむ会場」。屋内スペースには、グルメブースや休憩所のほか、子供が遊べるアトラクションも用意されています。雪と触れ合いながら遊べる北海道ならではの体験を楽しめます。
なお冬は、札幌駅から大通り公園に通ずる沿道がイルミネーションで飾られるなど、街のようすを楽しめる光景も多くなります。
札幌市の現在の人口は190万人にも達します。それでも普段の生活では、緑が豊かで喧騒感も少なく過ごしやすい街だと感じられます。
ちなみに、札幌という街は碁盤の目のように道路区画が分かれています。公園を境にビジネス街と、デパートや飲食店などが中心となる商業地区に分かれているのが特徴です。札幌の中心街には時計台、テレビ塔、北海道最大の歓楽街・薄野(すすきの)があることで知られます。
冬になると雪の降る日が多くなりますが、大通り公園の地下から薄野(すすきの)までは地下街があり、雪に降られずに買い物ができます。大通り公園とすすきのの中間には狸小路商店街があり、買い物施設以外に飲食店なども多く、札幌に住む人たちがよく出かける場所になっています。
函館は、北海道の南西部に位置し、道南の経済・文化の中心地です。
海底や沿岸流によって運ばれた砂や石が波の作用によって水面上に現れた『トンボロ地形』を形成しており、最も狭い場所になると約1㎞程の幅しかありません。
特殊な地形の中に、住宅や商業施設が点在します。また、貿易港だった名残りで西洋風建物が多く、北海道の中でも異文化に触れることができる魅力のある街です。
市街地では路面電車が走っており、市民の足となっています。さらにバスの路線も充実しているため、併用して使うとより便利に生活できます。
市内を一望出来る函館山山頂からの夜景は “世界三大夜景” の一つとも言われ、観光客にも大変な人気があります。五稜郭公園は自然が豊かであり、恰好の散策コースになっています。
帯広は、十勝平野のほぼ中央に位置し、広大な大地が広がることから、文字通り “北海道を感じられる場所” です。
帯広駅を中心に、碁盤の目状の区画が四方に広がり、商業施設・医療機関などが充実しており、たいへん暮らしやすい街です。
帯広市には世界で唯一行われている『ばんえい競馬』があります。古くから農耕馬として利用されてきた「ばんえい馬」が、騎手と重量物を積んだ鉄製のソリを引き、2個所の障害を越えるレースは迫力があります。
また、帯広市から車で40分ほどの場所に、美人の湯として有名な『モール泉』があります。世界でも珍しい植物由来の有機物が多く含まれた湯は、訪れた人たちに潤いと安らぎを与えてくれます。